はじめに|ホームページは「ネット上の看板」
「無料でホームページを作ってみたけど、生徒も演奏依頼も来ない」
「SNSのフォロワーは増えたのに、申し込みがゼロ…」
そんな悩みを持つ音楽家は少なくありません。
でもそれ、“導線”が整っていないだけかもしれません。
この記事では、無料ホームページでも実現できる集客の仕組みを、“導線(どうせん)”というキーワードから紐解きます。
そもそも“導線”とは? 〜見た人が動くまでの流れ〜
導線=訪問者が「見に来て」から「行動する」までの道筋のこと。
たとえばこんな流れです:
SNSであなたを知る
→ ホームページを見る
→ 活動内容を知る
→ 演奏依頼・レッスン申込みをしたくなる
→ フォームや連絡先にアクセス
この一連の流れが自然につながっていることが「導線が良い」状態です。
無料HPでも集客できる3つの導線ポイント
① 目的を1つに絞って“ゴール”を明確にする
「何をしてほしいサイトなのか」がぼんやりしていると、
見た人も“何をしていいかわからない”状態になります。
よくあるゴール例:
- 生徒募集サイトなら → 体験レッスン申し込みへ
- 演奏家ポートフォリオなら → 演奏依頼・プロフィール確認へ
- イベント告知用なら → チケット予約リンクへ
✅ POINT:「結局どうしてほしいのか?」を明確にし、それに向けたレイアウトを作りましょう。
② 「行動ボタン」は“分かりやすく・押しやすく”
NG例:
- メニューの奥深くにフォームがある
- 文字リンクだけで、押しづらい
- フォームの項目が多すぎて途中で離脱される
OK例:
- ページ下部や目立つ位置に「お問い合わせはこちら」ボタン
- カラフルで視認性の高いボタンを使う(ペライチなどでも可能)
- 最小限の項目で送れるフォーム(名前・連絡先・メッセージ程度)
✅ POINT:「考えずに自然と押せる」ようにすることが“導線設計”の基本です。
③ SNS・チラシ・名刺からの流入を“受け止める設計”に
いきなりホームページに人が来ることは稀。
SNSやチラシ、口コミなどから訪問する人が大多数です。
導線が途切れやすいパターン:
- SNSにHPのリンクが貼られていない
- チラシにQRコードがなくURLだけ
- 名刺にホームページの案内がない
対策:
- SNSのプロフィール欄にURLをしっかり記載
- チラシに「詳細はこちら→QRコード」
- 名刺にはホームページURL+「出演情報・ご依頼受付中」などの一言を添える
✅ POINT:「きっかけ(SNS・チラシ)」と「受け皿(HP)」を必ず接続する!
導線がないと、せっかくの努力が“すり抜ける”
たとえば、こんな状態だと…
- SNSでは毎日投稿している
- チラシも配っている
- 演奏会も行っている
…でも、ホームページが整っていなかったり、連絡先がわかりづらかったりすると、**“興味があっても申し込みにつながらない”**のです。
無料でも、できる「導線づくり」のチェックリスト
✅ ゴールが1つに絞られているか(レッスン申込み・演奏依頼など)
✅ お問い合わせフォームが見やすく・押しやすい位置にあるか
✅ SNS・チラシ・名刺にホームページのリンクがあるか
✅ スマホでも操作しやすいか(無料ツールでもスマホ最適化可)
✅ ページが古く放置されていないか(月1回の更新でもOK)
まとめ|集客は“仕組み”で変わる。無料でも結果は出せる
「無料ホームページ=集客できない」というイメージは誤解です。
大切なのは、“見た人を行動に導く仕組み”があるかどうか。
- 目的を明確に
- ボタンを押しやすく
- 他の媒体とつなげておく
この3点を整えるだけでも、あなたのホームページは“動くサイト”になります。
「なんとなく作ったまま」では終わらせず、
小さな導線の工夫から、“次の一歩”を引き出すホームページへ育てていきましょう。
